ワクワクしますよね

柳田國男海上の道」(岩波書店)を買いました。「遠野物語・山の人生」も読みましたが、やっぱり地域独特の風土ってワクワクするんですよね。「姥捨て」みたいな後ろ暗い事由の正当化が一番多い感じですけど、中には主だった理由すら見つからないやつとかあったりして。天狗伝説とか神隠しみたいな。

なんでしょう。こういう民俗って、何でも白黒付けようとする現代にあって、白黒がないまぜになった訳のわからなさ。或いは理不尽に刃向かおうとして生じる事故のような、別視点からの理不尽さ。しかもそれらがかなりの時代受け継がれてきたという不思議な必然性。これらが噛み合って面白みが生まれると思うわけですよ。まぁ僕自身何でもかんでも結果だ理由だとこじつける風潮が苦手なので、それもあるかもしれませんけど。

次買いたいのは平田篤胤「仙境異聞」ですね。その辺に売ってんのかな、あれ...
おわり